
単位と次元
流体力学を学ぶ際, まずはその単位と次元について考える必要がある.
流体力学において物理量を考える時, その単位と次元を考えることは, 最初のステップのうちの一つである. ここでは, 基本単位を以下の表にまとめる.
基本単位 | 主に用いられる記号 | 次元 | SI単位 |
質量 | m, M | [M] | kg |
長さ | l, L | [L] | m |
時間 | t | [T] | s |
温度 | T | [θ] | K |
これら基本単位の次元を組み合わせることで, 速度, 加速度, 圧力といった角物理量を記述していくことになる. 例えば, 速度の次元は[LT^(-1)], SI単位ではm/sである.
次は, 流体における粘性の基礎について考える. 具体的には粘性と, その影響の指標となるReynolds数について考える.
